1991

1991年(平成3年) 

・(1月01日)100年前(1891年)のこの日「小岩井農場」開設 当時のこの地域一帯は、岩手山からの火山灰が堆積し冷たい吹き下ろしの西風が吹き荒れる極度に痩せた不毛の原野であり、土壌改良や防風・防雪林の植林などの基盤整備に数十年を要した
・(1月13日)民族組織「サユディス」らによるリトアニアの独立運動をソ連が圧殺(血の日曜日事件)
*題材映画「ミスター・ランズベルギス」(セルゲイ・ロズニツァ2021)
・シエラレオネ内戦、反政府勢力・革命統一戦線(RUF)と政府軍との交戦、ダイアモンド鉱山の支配権をめぐって大規模な内戦 死者75.000人以上(~2002年)
*題材映画「ブラッド・ダイヤモンド」(エドワード・ズウィック2006)

・(1月17日)米軍など多国籍軍がイラク、クウェートを空襲 湾岸戦争勃発 米国は、日本に自衛隊による後方支援面での多国籍軍参加を求めたが、日本政府は国内体制を整えられず、約130億ドルの資金面での支援を行った
 従軍した多国籍軍兵士に「湾岸戦争症候群」が集団発生 また、大量に使われた劣化ウラン弾の影響か多数の子供たちに先天性異常がみられる
 敗走前のイラク軍はクウェートの油田を破壊(600余りの油井が炎上 600万バレルの原油が流出)鎮火に8カ月間かかり、環境破壊をもたらす
*題材映画「戦火の勇気」(エドワード・ズヴィック1996)、「スリー・キングス」(デヴィッド・O・ラッセル1999)、「ライブ・フロム・バグダッド湾岸戦争最前線」(ミック・ジャクソン2002)、「クライシス・オブ・アメリカ」(ジョナサン・デミ2004)、「ジャーヘッド」(サム・メンデス2005)、「バグダッド・スキャンダル」(ペール・フライ2018)

・(1月29日)作家 井上靖(83)、死す
*原作映画「戦国無頼」「風林火山」(稲垣浩1952.1969)、「昨日と明日の間」「あした来る人」(川島雄三1954.1955)、「黒い潮」(山村聰1954)、「氷壁」(増村保造1958)、「「通夜の客」より わが愛」「白い牙」「猟銃」(五所平之助1960.1960.1961)、「しろばんば」(滝沢英輔1962)、「化石」(小林正樹1975)、「天平の甍」「千利休 本覺坊遺文」(熊井啓1980.1989)、「敦煌」「おろしや国酔夢譚」(佐藤純彌1988.1992)、「KOYA 澄賢房覚え書」(村野鐡太郎1993)、「茶々 天涯の貴妃」(橋本一2007)、「ウォーリアー&ウルフ」(ティエン・チュアンチュアン2009)、「わが母の記」(原田眞人2012)
・(2月14日)ロックバンド、レベッカ (REBECCA)解散 その後、何度かの再結成
・(3月02日)フランス人 セルジュ・ゲンスブール(62)、死す
*監督作品「Je t’aime…moi non plus」(1976)
*題材映画「ゲンスブールと女たち」(ジョアン・スファール2010)、「ノーコメント by ゲンスブール」(ピエール・アンリ・サルファティ2011)

・(3月00日)千葉で開催された第41回世界卓球選手権大会で、史上初めて南北統一チーム「コレア」が結成され、決勝で中国チームを接戦の末破り優勝 半島をイメージした「統一旗」、国歌として「アリラン」の大合唱 5月には1991FIFAワールドユース選手権にて、U-20サッカーコリア代表として南北統一チームを結成
*題材映画「ハナ ~奇跡の46日間~」(ムン・ヒョンソン2012)
・(3月29日)100年前(1891年)のこの日、仏の画家 ジョルジュ・スーラ(31)、死す

・(4月00日)台湾の国民党大会臨時大会で、李総統が「中国統一問題は新段階に」と明言 中国敵視の憲法臨時条項を廃止し、内戦終結を宣言

・(4月03日)英の作家 グレアム・グリーン(86)、死す
*原作映画「拳銃貸します」(フランク・タトル1942)、「恐怖省」(フリッツ・ラング1944)、「逃亡者」(ジョン・フォード1947)、「落ちた偶像」「第三の男」「ハバナの男」(キャロル・リード1948.1949.1960)、「情事の終り」(エドワード・ドミトリク1955)、「地獄への近道」(ジェームズ・ギャグニー1957)、「静かなアメリカ人」(ジョセフ・L・マンキウィッツ1958)、「危険な旅路」(ピーター・グレンビル1967)、「ヒューマン・ファクター」(オットー・プレミンジャー1979)、「愛と名誉のために」(ジョン・マッケンジー1983)、「死を呼ぶ晩餐」(マイケル・リンゼイ・ホッグ1985)、「第十の男」(ジャック・ゴールド1988)、「ハネムーンはモンテカルロで」(ジェームズ・スコット1990)、「拳銃貸します」(ルー・アントニオ1991)、「ことの終り」(ニール・ジョーダン1999)、「ダブル・テイク」(ジョージ・ギャロ2001)、「愛の落日」(フィリップ・ノイス2002)

・(4月16日)ゴルバチョフ・ソ連大統領がソ連の元首として初めて来日 宮中晩餐会でシベリア抑留元日本兵の死亡に「同情の念」を表明 死亡者名簿を日本政府に渡す 抑留の元日本兵は54万6086人、死亡者は6万2068人とソ連側

・(4月16日)英の映画監督 デヴィッド・リーン(83)、死す
*監督作品「逢びき」(1945)、「オリヴァ・ツイスト」(1948)、「ホブスンの婿選び」(1954)、「旅情」(1955)、「戦場にかける橋」(1957)、「アラビアのロレンス」(1962)、「ドクトル・ジバゴ」(1965)、「ライアンの娘」(1970)、「インドへの道」(1984)他

・(4月20日)米の映画監督 ドナルド“ドン”・シーゲル(78)、死す
*監督作品「Star in the Night」「Hitler Lives」(1945)、「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」「暴力の季節」(1956)、「燃える平原児」(1960)、「殺人者たち」 The Killers (1964)、「マンハッタン無宿」(1969)、「真昼の死闘」(1970)、「白い肌の異常な夜」 「ダーティハリー」(1971)、「突破口! 」(1973)、「ドラブル 」(1974)、「ラスト・シューティスト」(1976)、「アルカトラズからの脱出」(1979)他

・(4月00日)雑誌GULLIVER [旅の本]大特集「80冊世界一周への誘惑 想像力のファーストクラスに乗って」発行 (2008年には、月刊PLAYBOY/特集「人生が変わる旅の本100」発行)

・(4月26日)ペルシャ湾の機雷除去のために自衛隊の掃海艇派遣
・(5月21日)インドのラジブ・ガンジー元首相が総選挙遊説先で爆弾テロにより暗殺 84年のインディラ・ガンジー元首相に次ぎ、母子2代の悲劇
・(6月03日)長崎県の雲仙普賢岳で大規模火砕流が発生 警察、消防、報道関係者等、死者行方不明者43人 8日には、最大規模の火砕流が発生 避難者1万人超え

・(6月06日)米のサックス奏者、スタン・ゲッツ(64)、死す 麻薬・アルコール依存症、癌との闘病生活の中で活動を続けた 代表的アルバム「ジャズ サンバ」(1961)、「ゲッツ/ジルベルト」(1963)他

・(6月15日)フィリピン・ルソン島のピナトゥボ火山が600年ぶりに大噴火
・(6月17日)南アフリカが人口登録法廃止案を可決 アパルトヘイト終結宣言

・(6月00日)漫画家 谷口ジロー、日常を題材として新境地を開いた作品「犬を飼う」をビッグコミックに発表

・(6月00日)ユーゴスラビア紛争勃発「七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家」と表現されたが、解体へ
*題材映画「ブコバルに手紙は届かない」(ポーラ・ドラシュコヴィッチ1994)、「アンダーグラウンド」(エミール・クストリッツァ1995)、「灼熱」(ダリボル・マタニッチ 2015)
○スロベニア:ユーゴからの独立を宣言(6月25日)その後、10日戦争が起こったがユーゴスラビア連合軍は撤退
○クロアチア:ユーゴからの独立を宣言(6月25日)ユーゴスラビア連邦維持に固執するセルビア及び国内のセルビア勢力と民族対立紛争(クロアチア戦争)
○マケドニア:ユーゴからの独立を宣言(9月8日)セルビア領コソボ自治州との国境地帯にPKOの派遣を要請
○ボスニア・ヘルツェゴビナ:セルビア人(正教徒主体)、ボシュニャク人(イスラム教徒中心、旧ムスリム人)、クロアチア人(ローマ・カトリック教徒主体)が民族浄化も伴う三つ巴の内戦へ(ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争)
○セルビア:大セルビア主義を抱える民族主義者スロボダン・ミロシェビッチの強権政権
○モンテネグロ:2003年ユーゴスラビア連邦共和国から「セルビア・モンテネグロ」へ改称 2006年にそれぞれ独立
○コソボ自治州:セルビア国内のアルバニア系住民が多い自治州 2008年2月独立宣言「コソボ紛争」
○ヴォイヴォディナ自治州:セルビア国内の自治州 6つの公用語、26を超える少数民族が居住 2010年セルビア議会により自治権拡大

・(6月00日)経済相互援助会議(コメコン)解散・ワルシャワ条約機構が解体(7月)
・(8月19日)新連邦条約の締結でソビエト連邦を構成する15の共和国の権限を拡大しようとした改革派のゴルバチョフ大統領に対し 保守派グループがクーデターを起こすが、ロシア共和国のエリツインがゼネラル・ストライキを呼びかけ反改革クーデターに抵抗、クルミアに軟禁されていたゴルバチョフ大統領が、共産党書記長辞任 74年間の共産党支配に終止符(ソ連8月クーデター)、ソ連崩壊 リトアニア、エストニア、ラトビアが独立(8月)
*題材映画「新生ロシア1991」(セルゲイ・ロズニツァ2015)
・(8月29日)セミパラチンスク核実験場閉鎖 旧ソ連のかつての主要な核実験場で面積は約18,000km²(四国の面積と同等)1949年から1989年の40年間に合計456回の核実験に使用され、放射性物質への被曝に対する悲惨な影響の全貌は、ソ連当局によって長期間隠蔽されていた
*題材映画「草原の実験」(アレクサンドル・コット 2014)

・(9月03日)米の映画監督 フランク・キャプラ(94)、死す
*監督作品「或る夜の出来事」(1934)、「オペラハット」(1936)、「我が家の楽園」(1938)、「スミス都へ行く」(1939)、「群衆」(1941)、「毒薬と老嬢」(1944)、「素晴らしき哉、人生」(1946)他

・(9月17日)国連が韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、バルト3国、ミクロネシア連邦、、マーシャル諸島の7か国の加盟承認 加盟国は、166ヶ国に
・(9月18日)92年からビザなし四島(北方領土)訪問可能とソ連外務省が表明
・(11月00日)ド・ムオイ共産党書記長らベトナム首脳が北京を訪問 江沢民・中国共産党総書記と会談して両国の関係正常化を宣言 約20年続いた中越対立に幕

・(9月28日)米のジャズ・トランペット奏者 「モダン・ジャズの帝王」 マイルス・デイヴィス(65)、死す 代表的アルバム「カインド・オブ・ブルー」(1959)、「ビッチェズ・ブリュー」(1970)他
*題材映画「キル・ザ・トランペット・プレイヤー」(ドン・チードル2015)、「マイルス・デイヴィス 空白の5年間」(ドン・チードル2015)

・(11月10日)100年前のこの日、仏の詩人・貿易商人 アルチュール・ランボー(37)、死す
*題材映画「ランボー 地獄の季節」(ネロ・リージ1971)、「太陽と月に背いて」(アニエスカ・ホランド1995)
*関連書籍「ランボーの沈黙」(竹内健)、「アビシニアのランボー」(アラン・ボレル)、「ランボー、砂漠を行く」「書簡で読むアフリカのランボー」「ランボーとアフリカの8枚の写真」(鈴村和成)

・(11月14日)英の映画監督 トニー・リチャードソン(63)、死す
*監督作品「蜜の味」(1961)、「長距離ランナーの孤独」(1962)、「トム・ジョーンズの華麗な冒険」(1963)、「マドモアゼル」(1966)、「遥かなる戦場」(1968)、「悪魔のような恋人」(1969)、「ホテル ニューハンプシャー」(1984)、「ブルースカイ」(1994)他

・(11月22日)映画監督 今井正(79)、死す
*監督作品「青い山脈」(1949)、「また逢う日まで」(1950)、「どっこい生きてる」(1951)、「山びこ学校」(1952)、「ひめゆりの塔」「にごりえ」(1953)、「ここに泉あり」(1955)、「真昼の暗黒」(1956)、「米」「純愛物語」(1957)、「キクとイサム」(1959)、「あれが港の灯だ」(1961)、「武士道残酷物語」(1963)、「橋のない川 第一部・第二部」(1969.1970)、「あゝ声なき友」「海軍特別少年兵」(1972)、「あにいもうと」(1976)、「子育てごっこ」(1979)、「ひめゆりの塔」(1982)、「戦争と青春」(1991)他

・(11月23日)ドイツの俳優 クラウス・キンスキー(65)、死す 2013年には長女が父親からの長年に渡る性的虐待(近親相姦)を告白 ナスターシャ・キンスキーは次女
*出演作品「ルートヴィヒ2世-ある王の栄光と没落」(ヘルムート・コイトナー1955)、「上海異人娼館/チャイナ・ドール」(寺山修司1981)、「アギーレ/神の怒り」「ノスフェラトゥ」「ヴォイツェック」「フィツカラルド」「コブラ・ヴェルデ」(ヴェルナー・ヘルツォーク1972.1979.1979.1982.1988)、「バンパイア・イン・ベニス」(アウグスト・カミニート1988)他
*監督作品「パガニーニ」(1989)
*題材映画「キンスキー、我が最愛の敵」(ヴェルナー・ヘルツォーク1999)

・(12月05日)200年前(1791年)のこの日、オーストリアの作曲家 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(35)、死す
*題材映画「モーツァルトの恋」(カール・ハート1942)、「アマデウス」(ミロシュ・フォアマン1984)、「モーツァルト/青春の日々」(アントニオ・アヴァティ1991)、「ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い」(カルロス・サウラ2009)、「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路」(ルネ・フェレ2010)、「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード 」(
ジョン・スティーヴンソン2017)

・(12月21日)ソ連構成国が独立国家共同体(CIS)を、旧ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)を構成していた15ヶ国のうちの12ヶ国(正式には10ヶ国)で創設 ソ連邦正式に消滅69年の歴史に幕 東西冷戦の終焉
○ロシア:「ロシア連邦」に 初代大統領にエリツイン(~1999)国際的にソ連を継承 急激な市場経済への移行で混乱する 2000年プーチン登場
○ウクライナ:「ウクライナ共和国」として独立 正式にCIS憲章を承認しない(客員参加国)2004年「オレンジ革命」ユシチェンコ大統領に
○カザフスタン:「カザフスタン共和国」として独立 ナザルバエフ大統領独裁体制
○タジキスタン:「タジキスタン共和国」として独立 1992年イスラム系反政府勢力と内戦(タジキスタン内戦)ラフマン大統領の長期政権
○キルギス:「キルギスタン共和国」として独立 1993年「キルギス共和国」に 2005年、「チューリップ革命」によりアカエフ大統領辞任
○トルクメニスタン:「トルクメニスタン共和国」として独立 ロシア・CIS諸国との集団安全保障条約の署名を拒否 ニヤゾフ大統領の独裁体制 永世中立国
○ウズベキスタン:「ウズベキスタン共和国」として独立 カリモフ大統領の独裁体制
○アゼルバイジャン:「アゼルバイジャン共和国」として独立 アリエフ世襲大統領の独裁体制 アルメニア人が多数居住する西部のナゴルノ・カラバフ州は、事実上独立状態
○モルドバ:「モルドバ共和国」として独立 ルーマニアとの再統合やCISの脱退、NATOに加わる考えはいずれもないと明言 軍事的には中立 ルーマニアと極めて近い存在でスラブ系住民の多いドニエストル川東岸地域は、「沿ドニエストル共和国」として事実上独立状態
○ベラルーシ:国名が「白ロシア」から正式に「ベラルーシ共和国」に1999年からルカシェンコ大統領独裁体制 ロシアとの対等統合を目指す
○アルメニア:「アルメニア共和国」として独立 ナゴルノ・カラバフ自治州をめぐってアゼルバイジャンと対立、アルメニア人虐殺に対する歴史認識をめぐってトルコと対立
○グルジア:「グルジア共和国」として独立 アブハジアや南オセチア アジャリア自治共和国では分離独立運動が起き、事実上独立状態 2003年暴力を伴わない「バラ革命」によりシュワルナゼ大統領失脚*題材映画「花咲くころ」(ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス2013)
○バルト3国(リトアニア、エストニア、ラトビア)はCIS設立前に独立(8月)
・「EAEC」:親ロシアの5ヶ国(ベラルーシ、カザフスタン、タジキスタン、キルギス、アルメニア)は、関税同盟を基礎に2000年10月「ユーラシア経済共同体(EurAsEC)」結成
・「GUAM」:非親ロシアの4ヶ国(グルジア、ウクライナ、アゼルバイジャン、モルドバ、一時ウズベキスタンも参加)は、「GUAM(民主主義と経済発展のための機構)」を結成(1997年10月10日)
・「上海協力機構」:1996年上海ファイブ(ウズベキスタンを除く5ヶ国)が前身 2001年6月15日、6ヶ国(中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン)で結成 中央アジアの安定をめざし、米国と対立する

・(12月00日)アルジェリア、総選挙でイスラム主義勢力のイスラム救国戦線(FIS)が圧勝 1992年1月11日軍部クーデターでFISを非合法化し弾圧、イスラム主義勢力は1992年10月武装イスラム集団(GIS)結成 その後内戦に、死者20万人とも

・今年の流行語大賞は、「・・・じゃあ~りませんか」
・第48回ヴェネツィア映画祭金獅子賞「ウルガ」(ニキータ・ミハルコフ)
・第44回カンヌ映画祭パルム・ドール「バートン・フィンク」(コーエン兄弟)
・第42回ベルリン映画祭金熊賞「わが街」(ローレンス・カスダン)
・第65回キネマ旬報ベストワン「息子」(山田洋次)、「ダンス・ウィズ・ウルブス」(ケビン・コスナー)
・第64回アカデミー作品賞「羊たちの沈黙」(ジョナサン・デミ)、外国語映画賞「エーゲ海の天使」(ガブリエレ・サルヴァトレス)
・第33回グラミー賞最優秀アルバム賞「Back on the Block」(クインシー・ジョーンズ)
・ナディン・ゴーディマー(ユダヤ系南アフリカの作家)がノーベル文学賞受賞
・アウンサン・スー・チー(ミャンマーの活動家)がノーベル平和賞受賞